【 こんな症例も治りますシリーズ 268 】 猫の糖尿病性ケトアシドーシス も 的確な診断と治療でコントロールします。

 

 

 

参照サイト:

http://u0u1.net/Qdrf

 

ネコ 7歳4ヵ月 オス(去勢手術済み)

 

【 お正月の帰省中に、150gのチャーシューを盗み食いしてしまってから元気がなく、食欲もなく、吐いており、とてもぐったりしている 】というネコちゃんです。

 

■ このネコちゃんは以前から糖尿病があり、食事およびインスリン注射により血糖値をコントロールしていたネコちゃんです。

 

■ 病院に来院した時はかなりぐったりしており、力なく鳴いている状態でした。

尿中にケトンというものが大量に出ており、糖尿病性ケトアシドーシスという非常に危険な状態でした。

 

■ 糖尿病性ケトアシドーシスの場合、命に関る非常に危険な状態に陥ることが多く、この子もかなり危険な状態だったため、早急に入院下で点滴およびインスリンの持続点滴を行いました。

 

■ 治療の過程で血液中のK(カリウム)やP(リン)が下がってしまい治療に難航しましたが、なんとか今までの食事とインスリン注射による血糖値のコントロールが出来るようになったため退院し、通院治療に切り替えました。

 

■ 今では食欲もあり、ご家族にたくさん甘え、元気にしているとのことで安心しています。

糖尿病の子で、決まった食事以外に何か盗み食いしてしまった!という場合は、危険な状態に陥ることも多いため、早急に来院されることをオススメします。

 

獣医師 新美綾乃

 

 

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